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ものづくり系女子×エンジニア

アロマスタンドを3Dプリンタで作る (モデリング編)

日夜、製品開発にいそしむメカ系エンジニアたち。とある休日、2人のエンジニアが「しぶや図工室」(東京都渋谷区)でものづくり系女子と一緒に、体当たりで3Dプリンタを使った一部始終を、ものづくり系女子・神田沙織がレポートします。 取材協力:しぶや図工室

女子の作りたいものを~メカ系FAB

fabcross編集部にものづくり系女子からお誘いが届いた。「3Dプリンタでアロマスタンドを一緒に作りませんか?」ざっくりとしたこの依頼に、2人のエンジニアが立ち上がった。自動車やメカ設計に関わる若手エンジニア2人は、さっそく要件定義に入った。

ものづくり系女子のお誘いを受けて立つ若手エンジニアの二人。左が佐藤さん、右が鈴木さん

アロマスタンドとは

アロマスタンドーーー一般に陶器や木のブロックで作られ、アロマオイルが本体に染み込みゆっくりと蒸発することでほのかにアロマがただよう。

基本構造はシンプルで、アロマオイルを香らせる室内のどこかに設置ができればよい。陶器製や木製の既成品の多くは自立型であることがわかり、3Dプリンタならではのデザインとして吊り下げ型を作ることに決定した。

3Dプリンタで出力できる材料としては、ABS樹脂やPLA樹脂が一般的だが、ものづくり系女子メンバーによると今回は石膏で出力できる3Dプリンタが使えるらしい。石膏ならアロマオイルが染み込みやすく好都合だ。日頃設計に関わり、出来上がった製品の細部まで知りつくしているエンジニアたちも、部分設計ではなく全体を自身の手で作り上げて3Dプリントするのは初めての体験。まだ見ぬ3Dプリンタと、ものづくり系女子メンバーとの出会いへの期待に胸が膨らむ。

基本構造、使用材料が決定したところでさっそく設計へと入る。今回使用したのは、簡単な操作でソリッドモデルがデザインできるCADソフト「Autodesk 123D」と「Tinkercad」。どちらも無料で使用できる。

Tinkercad Tinkercad
Autodesk123D Autodesk123D

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