自分で作って学ぼうシリーズ
3Dプリンタは作れる! 自作3Dプリンタを組み立てよう
ホットエンド取り付け~完成
ここでようやく樹脂を溶かして射出する「ホットエンド」と呼ばれるパーツを取り付ける。ファンとヒートシンク、樹脂を通すテフロンチューブを取り付けていく。
ホットエンドの取り付けは正確に行わないと、溶けた樹脂がホットエンド内に漏れて固まるなど正常に射出できなくなり故障の原因になる。先生二人のアドバイスを聞きながら慎重に取り付ける。
フィラメントの押し出し部分モーターの取り付け
次に樹脂を先ほど取り付けたホットエンドに押し出す部分のモーター(エクストローダー)を組み立てる。
アルミブロックとフィラメントクランパーを乗せ、ブラケットをかぶせてねじで留める。
できたスペースにバネを挿入して留め、ねじを締め、本体に取り付けて完成だ。
次に基盤を取り付けて、先ほど作ったエクストローダーと最初に作ったY軸を順に本体に取り付けていく。ここまで来たら組み立てはラストスパート。
最後にノズルのねじをしめ、断熱用のカプトンテープを巻く。カプトンテープは宇宙空間で使用する機器にも使われている断熱性に優れたテープで-269度から400度まで耐えられる優れものだ。
最後にケーブルを結束したら組み立て終了だ。