Julie Wataiと電子工作チャレンジ!
至高のウェアラブルデバイス「あのスカウター」をLEDとArduinoで作ってみた
組み立てる段取りを、今回の企画をサポートしてくれる有吉さん(左)と上西さん(中)と確認。有吉さんはデザインを専攻する大学院生、上西さんはプログラマーとして製品開発に携わるエンジニア。黒いメガネがかぶっているところも含めて頼もしさしかないコンビだ。
まずは今回使用するLEDマトリックス基板をI2C通信で動作させるためのはんだ付けから開始。
ものの数分であっさりはんだづけは完了。「これぐらいシンプルであれば、はんだづけ初心者でも簡単にできると思います」(Julieさん)
次に、先ほどカットしたアクリル板にアイロンを当てて曲げる。
失敗したらレーザーカットからやりなおしなので、Julieさんも真剣な表情に。
というのも、アクリル板をアイロンで曲げる時は少しずつ曲げていくのがポイントで、あまり強い力をかけ過ぎると割れてしまう恐れがあり、かといって力が弱すぎてはまったく曲がらない。非常にデリケートな作業なのだ。
今回は実施していないが、事前に同じ厚みのアクリル板で試してから挑戦することをおすすめしたい。
アイロンを慎重に押し当てて……
布をアクリル板に当ててグイっと曲げる。
うーん、もうちょい曲げたほうがいいかな。
アイロンの先の部分をアクリル板の曲げたいところに当てて曲げる作業を繰り返していく。熱で柔らかくなっているので女子の力でもできる工程だ。
熱しては曲げを繰り返し、90度に曲がるようにする。力加減が難しいが、ここでの出来はスカウターの装着感にも影響が出るので、何度も細かく調整する。地味な作業だが、納得いくまで続けるJulieさんにアーティストとしてのこだわりを感じる。
曲げ加工完了! ばっちりアクリル板が左目を覆っている。