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Julie Wataiと電子工作チャレンジ!

至高のウェアラブルデバイス「あのスカウター」をLEDとArduinoで作ってみた

LEDマトリックスに表示するアニメーションは、事前に有吉さんがJulieさんが装着することを前提に絵コンテを作り、それを上西さんがArduinoに組み込んだ。アニメーションは全部で185コマ。ちょっとした大作だ。

アニメーションを見たJulieさんも「ドット絵ですが宇宙の神秘のストーリーを感じさせる複雑なアニメーション作品になっていますね。単純な動きの繰り返しだけではないあたりにArduinoを使った意味合いがありますね」と喜んでいた。すごいぞ、黒メガネコンビ。 

事前にプログラミングしておいたデータの動作確認。8×8のマトリックスに3色(赤と緑のLEDを両方点灯して黄色も表示できる)で動きを表現するだけとはいえ、185コマともなると、プログラミングにも時間がかかる。そんな二人の珠玉のプログラムは最終ページから無料でダウンロードできるので、Arduinoユーザーの読者はぜひダウンロードしてください。

一方のJulieさんは組み立てに着手。まずは耳に装着するためのアームを取り付け。アームは市販のヘッドセットから部品取りしたものだ。既製品で自分の頭のサイズに合ったものを選んだ方が、安価で作業も簡単だ。また、あまり細いものを選んでしまうとArduinoの重さで装着しづらかったり、アーム自体が曲がってしまったりする。アームの選択は慎重に行っていただきたい。

Arduinoにスペーサーを取り付け、さきほど曲げたアクリル板のゴーグルに取り付ける。

LEDマトリックス基板も取り付け、ケーブルをつなげていく。だんだんスカウターらしくなってきた。

本体にバッテリを取り付けると重くなってしまい装着しづらいので、アクセサリーショップで購入したチョーカーにバッテリを取り付ける。電子工作にありがちな「やたらバッテリが目立つ問題」対策として首の後ろ側に位置するよう取り付けた。

うん、LEDもバッチリ動作している!  

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