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Makers’ Base連載企画「こじれたオトナのピタゴラスイッチ大会」

オトナも大好き、ピタゴラ装置を作ろう!

ものづくりが好きな方であれば、一度は見たことがあるであろう「ピタゴラ装置」。Eテレの幼児向け番組「ピタゴラスイッチ」に登場する、身近な道具を組み合わせて作られた、力学的運動を次々と伝達する仕掛けで構成されたからくり装置です。
子どものみならず、大人が見ても「楽しい! 私も作ってみたい!」と思わずにいられないこの装置。しかしながら、実際に作って最後まで完全にからくりを機能させるには、かなりの根気が必要となります。そのため、作ってみたことのある大人は、実はあまり多くないのではないでしょうか。

でも、本当はやっぱり、作りたい……

そんな思いを抱く、ものづくりをこじらせた大人のために、2015年5月24日、Makers’ Baseで「こじれたオトナのピタゴラスイッチ大会」を開催しました。
参加者は12時に集まって作業を始めたものの、全てが終わったのは何と22時! 54回もの挑戦をし、調整を幾度となく繰り返してようやく成功にたどり着きました。
まずは失敗の積み重ねから生まれた成功、どうぞ動画でお楽しみください。
(文:皆川めぐみ、写真:長田直樹・皆川めぐみ)

まずは、自分の「作ってみたい!」をかたちにするところから

「こじれたオトナのピタゴラスイッチ大会」では、参加を希望するメンバーが当日までに「これは面白い!」と自分が思う装置をそれぞれ作り、会場でそれらをつなぎ合わせて1つの長い装置として組み立てる、という方法を採りました。

もちろん、時間的な制約という理由もありますが、自分のやりたいことをかたちにする試行錯誤に、(最終的に当日失敗状態や作りかけで持参するにしても)参加者各自で取り組んでほしいという意図がありました。 

こうして事前に宿題形式であることをアナウンスして迎えたイベント当日。会場には動画に登場した9つの装置が集まりました。クリエイターやエンジニアのように、普段からものづくりに取り組んでいる方だけでなく、「ピタゴラ装置と聞いて、どうしても作りたくなって来ました」という参加者の方もいらっしゃいました。

果たしてこの長い装置が、どんな仕掛けの集まりでできていたのでしょうか。ここからは、集まった数々の魅力的な装置について、詳しく紹介していきたいと思います。

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