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FFF方式3Dプリンターでも出力物が超キレイ!「QholiaフィラメントPLA」を使ってみた

読者の皆さん、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンターを使ったことはありますか? 近年、FFF方式3Dプリンターは幅広い場面で使用されるようになり、それに伴い多様なフィラメント(3Dプリンター用材料)が発売されています。その中でもPLA(ポリ乳酸)樹脂はメジャーな素材の一つではないでしょうか。

本記事では、その中でも筆者が愛用しているQholiaブランドのPLAフィラメントを紹介していきたいと思います。

今回使用するフィラメント

「QholiaフィラメントPLA」

Qholia 3Dプリンターサプライ販売サイト。今回使用するマットグレーの他に、ライトオークルも販売中。 Qholia 3Dプリンターサプライ販売サイト。今回使用するマットグレーの他に、ライトオークルも販売中。

3Dプリンターの製造/販売を手掛ける久宝金属製作所が作っているPLAフィラメントです。元々同社の3Dプリンター「Qholia」の購入者にのみ販売されていましたが、2019年9月より一般販売されています。

このフィラメントには、3Dプリンターユーザーにとってうれしい特徴が二つあります。 一つは、出力がとても美しいこと。

サプライ販売サイトより。小さな造形物もきれいに出力できている。 サプライ販売サイトより。小さな造形物もきれいに出力できている。

二つ目は、研磨しやすいこと。
出力がきれいとはいえ、積層痕やサポート材の残りが気になることもあります。
そんなとき、表面をやすりがけして簡単に研磨できます。
サクサクと削れることから、開発者は「サクサクフィラメント」と呼んでいるそうです。

実際にいくつかのモデルを3Dプリントしてみました。出力に用いたのは、所持している一般的な卓上型3Dプリンター。ノズル径は0.38mmです。

最初は人型のフィギュアを作りました。このフィラメントは多くのフィギュアクリエイターにも愛用されており、Twitterで「#クホリア」「#Qholia」などと検索すると、クオリティの高いQholia PLA製フィギュアがたくさん見つかります。

筆者はまず、自分が出力する3Dモデルのデータを探しました。そして、大英博物館(British Museum)がSketchfabで公開している石像やレリーフの3Dモデルの中から、アンティノウスの胸像を選びました。

出来上がったのがこちらです。顔がきれいに出る向きにプリントしました。 出来上がったのがこちらです。顔がきれいに出る向きにプリントしました。
サポート材を取ってみると、顔の彫りや複雑な髪の毛もきれいに出力されていることが確認できます。 サポート材を取ってみると、顔の彫りや複雑な髪の毛もきれいに出力されていることが確認できます。

では研磨のしやすさはどうでしょう?
サポート材の残りが気になる部分を、100円ショップで購入した120番の粗めの紙やすりで取り除いてみます。

開発者がそう呼ぶ通り、サクサクと削れました。滑らかな胸板は積層方式で作られたことを感じさせません。感覚としては木の表面をやすりがけするのに近く、軽々と粉が出て気持ちいいです。ここから目の細かいやすりで丁寧に後処理したら、より滑らかになりそうです。 

研磨のしやすさを、他のPLAフィラメントと比較してみるとどうでしょう?

左がQholiaフィラメントPLA、右が一般的なPLAで出力したキューブです。 どちらも上面の積層痕が少し気になります。では両方やすりがけしてみましょう。

左のQholiaフィラメントPLAは軽くやすりがけしただけで積層痕が消え、つるっとした仕上がりになりました。
元来PLAは固くやすりがけに向いていないため、右のキューブはやすりをかけてもなかなか削れません。一般的なPLAで出力したモデルの後処理は、凸を削るよりパテなどで凹を埋めるほうがやはり得策のようです。

最後は、細かい凹凸をきれいに出力できるPLAの特性を活かして月のピアスを作りました。
まずはWikimedia Commonsのサイトから、月探査機が撮影したデータを元に作られた月の3Dデータをダウンロードします。それをピアスの大きさに縮小し、最もクレーターの凹凸がはっきりした面を半球形に切り取りました。

クレーターの凹凸がとても細かいので、0.05mmピッチで出力していきます。

エッジを軽く紙やすりでやすりがけし、マニキュアとトップコートを塗ります。 ピアスの金具を裏面に接着し完成です。

実際にモデルさんに着けてもらいましょう。

暗闇の中でクレーターがつやっと反射します。
夜に着けて歩きたいですね。

大ぶりなピアスですが、凹凸が細かいので派手になり過ぎず、どんなシーンでも使えそうです。

簡単にきれいな造形物を実現できるのがとても魅力的なフィラメントでした。 3Dプリンターをお持ちのみなさん、ぜひ一度QholiaフィラメントPLAをお試しください!

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