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かんたん3Dモデリング~Fusion 360はじめの一歩

【第2回】あなたも今日から3Dの世界へ! Fusion 360ってどんなソフト? インストールしてみよう!

「誰かの3Dデータじゃなく、自分で3Dデータからものづくりしたい! でも3D CADは難しいというし……」と、ためらっていた方にぴったりの3D CAD入門記事が始まった。Autodeskの無料で使える高機能3D CAD「Fusion 360」を操り、3Dモデリングの“はじめの一歩”を踏み出そう。

執筆は、まったくの3Dモデリング初心者にFusion 360を使った3Dデータ作りセミナーを各地で開催し、この春には「Fusion 360 操作ガイド ベーシック編」と「Fusion 360 操作ガイド アドバンス編」の2冊の著書も出された、3Dワークス 最高技術責任者の三谷大暁さんだ。

こんにちは、三谷です。

第2回はインストール編です。今回からは、Fusion 360というCADソフトウェアを実際に使いながら、3D CADの世界に飛び込んでいただきます。私なんかCADなんかできっこない……そんなことは思わずにぜひ挑戦してください!

Fusion 360は、CADメーカーの老舗であるオートデスクが提供しているソフトで、設計、レンダリング、シミュレーション、CAMなど、1つのプラットフォームでさまざまなことができます。一般的には、これらの機能は複数のソフトをすべて覚えないと不可能であり、それらのソフトをすべてそろえると、数百万円近くかかりますが、Fusion 360はなんと年間3万5640円という破格の安さです。さらには個人利用や学生なら「無料」で使用できます。

また、CADには珍しく「クラウドベース」で動作するということが特徴です。よくあるご質問として「ソフトウェア自体がクラウドなんですか?」と聞かれるのですが、そうではありません。ソフトウェアは一度皆さんがお持ちのパソコンにインストールし、その中で作成したデータが自動的にクラウドに保存され、管理されるというの仕組みです。そのため、まず記事の最後にある手順でソフトウェアをダウンロードし、インストールする作業が必要になります。

よく、「クラウドにデータを上げずに使えますか?」というご質問がありますが、基本的にはできないと考えておいてください。そもそも、クラウドベースであることがコンセプトのソフトなので、それに外れたことはできたとしてもめんどうくさい手順になります。スポーツカーを買って、「家族4人で快適にキャンプに行きたいんですけど?」って言うようなものです。コンセプトが違いますので、キャンプには行けますが、荷物の運搬などが大変です。

クラウドベースであることで、メールアドレスとパスワードさえあれば、職場で作ったデータを自宅のパソコンで瞬時に開けますし、iPhoneやAndroidなどのモバイルデバイスでデータを見ることができます。データをコピーしたり貼り付けたりは必要ありません。また、他の人にデータを見てもらう際にも、URLを送るだけで完了です。

おそらく、クラウドに不安を持たれている方も、Fusion360を使い始めたらその快適さに感動されることと思います!

ではインストール方法です。まずは、GoogleやYahoo!などで「Fusion360」と検索してみてください。

Fusion360のインストール方法

1.Fusion 360公式Webサイトで「体験版を無料 ダウンロード」ボタンを選択し、ダウンロードします。

2.ダウンロードは自動的に始まります。もしダウンロードが始まらない場合は、「ここをクリックして再試行してください」をクリックし、ダウンロードします。

3.ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストールします。

4.Autodeskアカウントをお持ちの方は、メールアドレスを入力して<次へ>を選択します。Autodeskアカウントをお持ちでない方は、「アカウントを作成」を選択し、ユーザー情報を入力してアカウントを作ります。

メールアドレスを入力された方は、パスワードを入力し、<サイン イン>を選択します。

これであなたのパソコンでFusion 360が使えるようになりました。次回からFusion 360を実際に使って、形を作っていきます!

Fusion360がどのようなソフトかを理解していただくため、Fusion 360の概要についての動画「Autodesk Fusion 360日本語動画チャンネル」をご紹介します。詳細な操作はひとまずおいておいて、こんなことができるんだな~と、ぼんやり理解いただくだけで問題ありませんので、「01 Fusion 360のインターフェースについて」から「10 データマネジメントとコラボレーション」までをぜひ見てみてください。

なお、この公式YouTubeチャンネルは順次アップデートされていくそうですので、ぜひチャンネル登録しておきましょう!

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