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かんたん3Dモデリング~Fusion 360はじめの一歩

【第5回】モデリングの幅を広げる、「平面」を使いこなす

「誰かの3Dデータじゃなく、自分で3Dデータからものづくりしたい! でも3D CADは難しいというし……」と、ためらっていた方にぴったりの3D CAD入門。Autodeskの無料で使える高機能3D CAD「Fusion 360」を操り、3Dモデリングの“はじめの一歩”を踏み出そう。

執筆は、まったくの3Dモデリング初心者にFusion 360を使った3Dデータ作りセミナーを各地で開催し、「Fusion 360 操作ガイド ベーシック編」と「Fusion 360 操作ガイド アドバンス編」の2冊の著者でもある、3Dワークス 最高技術責任者の三谷大暁さんだ。

こんにちは、三谷です。

第5回は、「平面」という考え方を学ぶことで、モデリングの幅を広げていただきます。

今回作るのはこの形です。

少し複雑な3Dモデルを作る場合、1つのスケッチで完結することはほとんどありません。モデルを作る際には、複数の形状同士を結合(足し算)したり、ある形状から別の形状を切り取り(引き算)したりする手法をしばしば用います。専門用語だと、ブーリアン演算とか、ブール演算といいます。使用頻度は少ないですが、形状同士の交差(重なっている部分)を取り出すこともできます。

Fusion 360でこの操作を行うのは、[修正]-[結合]コマンドです。このコマンドの中に、「結合」と「切り取り」と「交差」のオプションがあり、2つの形状を足したり引いたり交差部分を取り出したりできます。

まずは以下の動画をご覧ください。

実はこの機能、[作成]-[押し出し]コマンドにも付加されています。形状に隣り合う位置に形を作る場合、自動的に「結合」になり、すでに形状がある個所に押し出そうとすると、設定が自動的に「切り取り」に変更されます。「新規ボディ」というオプションもあり、こちらは別形状を新たに作成することができます。

以下の動画でご確認ください。

さらに、「平面」の考え方を組み合わせます。Fusion 360でスケッチを描く際には「どこの平面にスケッチを描くのか」を一番初めに選択します。スケッチを描ける平面は、初期に表示されるXY平面、YZ平面、XZ平面の3つです。

また、形状の面を選択して、その面にスケッチを描くこともできます。ただし、形状の面は必ず平面である必要があります。以下の画像では、上の面が白くハイライトされている(平面であることを示している)ため、形状の上面にスケッチを描けます。

さらに、[構築]メニューの中には、任意の位置に平面を作成するためのコマンドが並んでいます。

これらの機能を利用していろいろな方向からスケッチを描き、押し出すのと同時に「結合」や「切り取り」を実行することで、非常に複雑な形状を作成することができるのです。

冒頭にご覧いただいた机をモデリングする動画をご用意しましたのでご覧ください。今回学んでいただいた、「結合」の考え方と、「平面」の考え方をご紹介しています。

また、この連載でご紹介していない機能も使用していますので、動画の中で使用している機能の詳細については、以下のページをご覧ください。

http://fusion360.3dworks.co.jp/reference/

今回使用した考え方を利用すると、以下のようなものも簡単に作れます。形状を見たときに、形状を複数の部分に分解して考え、どこにスケッチを描いて押し出し、どのように結合するのか、切り取るのかを頭の中で考えられるようになると、モデリングの幅が広がりますよ!

身の回りにあるものを練習台として、モデリングのイメージ練習をしてみてください!

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