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fabcross Meetingレポート

【fabcross Meeting】私たちにとって、本当に必要なファブ施設とは

3Dプリンタが社会に与える影響を探ってみたい——あッ 3Dプリンター屋だッ!!

あッ 3Dプリンター屋だッ!!の店長でもある、東京メイカー 代表取締役社長の中村 翼さん。 あッ 3Dプリンター屋だッ!!の店長でもある、東京メイカー 代表取締役社長の中村 翼さん。

東京メイカーの中村 翼さんは同社の代表取締役社長であり、東京・JR中野駅前の複合ビル“中野ブロードウェイ”にある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」(以下3Dプリンター屋)の店長でもある。中野ブロードウェイといえばサブカルチャーの聖地であり、新しいカルチャーを国内外に発信するなどアンテナの高い人達が集まる場所。「そこに3Dプリンタがあると何が起きるかを知りたかったのです」と開店の動機を語る中村さん。実際にオープンしてみると、さまざまな分野の人達とのコラボレーションが起き、共感者が現れ、さらにスポンサーが現れた。

「3Dプリンター屋が発信基地となって新しいメディアが生まれたり、イノベーションがどんどん起きてくる。そういった体験が面白いんです」(中村さん) 

同じデータを異なる3Dプリンタで出力して観客が採点する「P1 GRAND PRIX」などを開催するうちに、さまざまなコラボレーションが生まれてきた。 同じデータを異なる3Dプリンタで出力して観客が採点する「P1 GRAND PRIX」などを開催するうちに、さまざまなコラボレーションが生まれてきた。

目黒と札幌の2カ所でファブ施設を展開——Makers' Base

Makers' Baseを運営する、Makers' 最高執行責任者の松田純平さん。 Makers' Baseを運営する、Makers' 最高執行責任者の松田純平さん。

現在、東京・目黒と北海道・札幌の2カ所でファブ施設事業を展開するMakers' Base。運営するMakers'の松田純平さんはもともと経営コンサルタントで、「私にはものづくりはできません。ファブ施設の中でどうスタッフのモチベーションを上げるか、ここを利用する会員にどうやって価値をもたらすかなどに興味があります」と語る。Makers' Baseは施設利用、ワークショップ、オーダー製作という3つのサービスを展開している。

「自分の工房を持っている人が、ものづくりの浮気をしたくなった時にも利用して欲しいと思っています。例えば金工をやっている人がちょっと木材を使ってみたいとか、布を金属と合わせてみたいという時に手軽に試せる場でもあります」(松田さん) 

目黒にある施設は800平方メートル、札幌にある施設は600平方メートルで、いずれも3階建て。3Dプリンタやレーザーカッター以外にも、職業用ミシンや金属切断機、溶接機などもそろえ、デジタル加工とアナログ加工を組み合わせたものづくりができる。 目黒にある施設は800平方メートル、札幌にある施設は600平方メートルで、いずれも3階建て。3Dプリンタやレーザーカッター以外にも、職業用ミシンや金属切断機、溶接機などもそろえ、デジタル加工とアナログ加工を組み合わせたものづくりができる。

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