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TRYBOTS 近藤那央インタビュー

女子高生もOLも、みんながロボットと暮らす社会を目指して——TRYBOTSが拓く未来

ラジコン操作で動くペンギン型ロボット「もるペン!」を開発し、実際に水族館でペンギンと一緒に動作実験を行ったチーム「TRYBOTS(トライボッツ)」。人とロボットのパートナーシップを目指し、将来は女子高生やOLが普通にロボットを使っている社会にしていきたいと語るTRYBOTS近藤那央氏にお話を伺った。(撮影:加藤甫)

高校の課題研究で開発したペンギン型ロボット

水族館で泳ぐ「もるペン!」。見た目もペンギンそっくりで、水族館で本物と並んで泳いでいても違和感なく存在していた。 水族館で泳ぐ「もるペン!」。見た目もペンギンそっくりで、水族館で本物と並んで泳いでいても違和感なく存在していた。

東京工業大学附属科学技術高校システムデザイン・ロボット分野の課題研究として、5人チームの「TRYBOTS」が開発したペンギン型ロボット「もるぺん!」。開発するだけではなく、実際にすみだ水族館のペンギンプールで、本物のペンギンと並んで泳がせる動作実験も行なった。

「ロボットと聞くと、一般的に人間のパワーアシストをするものを想像しがちですが、人間と一緒にいて見た目もかわいいロボットがあっていいのでは、と友人と考えたのがきっかけでした。もともと水族館が好きだったこともあり、ペンギンの愛らしさや翼のはばたきだけで泳げる体の構造を知りたいと思い、ペンギンのロボットを作ることになりました」

TRYBOTSの近藤那央氏。工業高校で習った技術をもとに、一年間試行錯誤しながら開発に取り組んだという。 TRYBOTSの近藤那央氏。工業高校で習った技術をもとに、一年間試行錯誤しながら開発に取り組んだという。

そう語るのは、TRYBOTSのプロジェクトマネージャで、現在は慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)環境情報学部に在籍している近藤那央氏だ。TRYBOTS以外の班は、水中ビークルや手の握りを伝えるマスタースレーブ型のロボットなどの開発に取り組んでいたこともあり、機械的な印象ではないロボットを作りたいという思いが強くなったという。

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