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スフィロ社CEO Ian Bernstein(イアン・バーンスティン)インタビュー

Sphero(スフィロ)にかけた夢。ティンカリング、ロボット、そしてスター・ウォーズ~はるか銀河のはてで~

スフィロはスマホアプリで手のひら大のボールをコントロールしてゲームなどを楽しむスマート・トイだ。2009年にSphero社(当時はOrbotix社)から発売され、タイアップ製品なども含め今や世界で100万個以上の出荷を誇る。
イアン・バーンスティンはその共同創業者。アメリカの田舎で育ち、子供の頃から機械をバラしては組み立てるティンカーだった。

2015年のクリスマスでは、スター・ウォーズ・エピソード7のアイコンロボBB-8のフル装備のレプリカを作り、2016年はウェアラブル・デバイス「フォースバンド」をリリースした。子どものときの話から、スフィロ、BB-8の開発の経緯など、インタビューした。
(取材・文:Francesco Fondi、翻訳:金子茂、写真提供:Sphero社)

田舎で覚えたティンカリング

「子どものときから、ティンカリングしていました」と語るイアン氏。 「子どものときから、ティンカリングしていました」と語るイアン氏。

——ティンカリングをしていた、子どものときのことを話してください。

イアン:私はアメリカ・ニューメキシコ州の片田舎で育ちました。私が住んでいたところからガソリンスタンドやスーパーマーケットまで車で1時間以上かかります。日頃からカメラやビデオのようなものを分解することに興味を持っていました。

11歳の時に、父の知り合いでエレクトロニクスに詳しい人がいて、さまざまなことを学びました。その人が、家から車で2時間はかかる場所で開かれるロボット競技会のチラシを持ってきました。競技会のかたわらワークショップがあることを知り、そこで初めての自分のロボットを組み立てました。1995年のことです。

その後はロボット製作にはまり、高校生の頃には他の人に教えたり、その様子が雑誌に取り上げたりされました。大学では3年半電子工学を学びましたが、中退してWEBデザインの会社を起業しました。

アイデアに時代と技術が追いついた

——スフィロのアイデアはどうやって得たのですか?

イアン:WEBデザインの会社をやっていた頃、スキルを落とさないようにパートでロボットを作る会社でも働いていました。iPhoneで遊んでいたときにひらめいたんです。スマートフォンはすばらしい表示装置であり、プロセッサーの処理が早く、私が今まで使ったどのコントローラーよりすばらしいものでした。なぜ、ロボットをスマートフォンで操作し、スマートフォンをその頭脳とすることができないのか、と思いました。2009年のことです。

調べたところ、当時はスマートフォンでモノを操作する人が誰もいないということがわかりました。まずは試作を始めたんですが、通信で苦労しました。Wi-Fiは複雑でした。私は誰でも簡単に使えるようなものを求めた結果、Bluetoothに行きつきました。当時、オーディオ以外では使われていませんでしたが、ちょうどアップデートが行われ、AndroidでBluetoothが使えるようになりました。完璧なタイミングでしたね。私たちはツイていたのです。

そこからデモ機を作り、ビデオにとって、Techstars社(起業家を支援する会社)のアクセラレーターに応募し、選ばれました。

話題のスマート・トイ「スフィロ」(右のボール)。左は青いベルトをつけたオプション。 話題のスマート・トイ「スフィロ」(右のボール)。左は青いベルトをつけたオプション。

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