Stratasys、「Fortus」シリーズ向けに積層造形用の高強度ナイロン素材を発表
2013/12/05 17:00
米3DプリンタメーカーStratasysは2013年12月4日、同社のFDM(熱溶解積層)方式の3Dプリンタ「Fortus」 シリーズ向けに、初のナイロン素材「FDM ナイロン 12」を発表した。
FDM ナイロン 12は、これまでの最高強度のFDM素材と比較した場合でも、最大5倍の破損耐性と、より優れた衝撃強度を持つ。これにより、航空宇宙、自動車、家電製品およびコンシューマー製品のメーカーは、高振動、繰り返し応力または疲労に対し耐久性の高い部品をFortusシリーズで作成できるようになる。
また同時に発表された高容量キャニスター「Xtend 184」は、Fortusシリーズ向け素材「ABS-M30」、「ポリカーボネート」、「UltemTM 9085」に対応し、従来のキャニスターと同サイズで2倍の容量を持つ。Xtend 184を使用することで、キャニスター交換によるダウンタイムを削減でき、最大100時間の無人運転が可能としている。