XYZプリンティング、スキャン機能備えた3Dプリンタを年内発売へ
2014/04/14 17:00
日本でも3月に3Dプリンタ「da Vinci 1.0」を6万9800円で発売したXYZプリンティングは、「da Vinci 2.0」「da Vinci 2.1」に続いて、3Dスキャン機能を備えた3Dプリンタの新製品を計画しているという。Computerworld誌が、同社シニアマネージャの言葉として報じている。
ニューヨークで4月3、4日に開催されたInside 3D Printing conferenceで、XYZプリンティングのゲイリー・シュー氏を取材したComputerworld誌の記事によると、同社は発売済みのda Vinci 1.0(米国価格499ドル)に続いて、デュアルノズルモデルのda Vinci 2.0を649ドルで7月に発売、さらにWi-Fi/LAN機能やビデオ画像でのプリントモニタリングに対応したda Vinci 2.1を849ドルで第3四半期中に発売するという。
また記事中でシュー氏は、2014年末までに3Dスキャン機能を備えた3Dプリンタを発売したいとしているほか、da Vinci 1.0よりも洗練され、かつ安いモデルの開発に取り組んでいるとも答えている。
台湾を拠点とするXYZプリンティングは、大手OEM/ODMメーカーの金寶グループが母体であり、その製品開発力と製造能力は非常に高いと思われる。このような急速かつ多彩なラインアップ拡充計画は、その能力を示すものといえる。