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造形済みオブジェクトを粉砕してペレット化する「Cruncher」

造型に失敗したオブジェクトや、試作やデザイン確認の役目を終えたオブジェクトを細かく破砕して、フィラメントの原料として再生できる装置のキャンペーンがKickstarterに登場した。

「Cruncher」はExtrusionBotが開発した、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタで造形したオブジェクトの破砕機だ。電動で、他の破砕機に比べて細かく、大きさのばらつきを少なく破砕できるのが特徴だという。ExtrusionBotの「EB2」など、ペレット原料を使うフィラメント製造器を使ってフィラメントにリサイクルできるため、フィラメントコストを削減できる。

Cruncherの動作音は安全認証レベル内で、特別にうるさい音も出さないということだ。またマニュアル通りの使用ではメンテナンスはほぼ必要なく、ペレットの詰まりなどの問題が生じた場合には、解決のためのビデオやチュートリアルを用意しているという。

開発したExtrusionBotはプラスチックゴミの問題を意識してCruncherを開発した。これまでもKickstarterにおいてExtrusionBotはキャンペーンを成功させている。

記事執筆時点で目標資金額2万ドル(約237万円)のうち1万5000ドル(約177万円)を集めている。500ドルの出資で、Cruncherが1台入手できる。送料は別途必要。出荷は2015年5月の予定。 

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