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Formfutura、嫌な臭いを抑えて透明感のあるABSフィラメント発売

HIPS(耐衝撃ポリスチレン)フィラメントやスポンジ状になるフィラメントなど、ユニークなフィラメントを開発/販売しているオランダのFormfuturaは、プリント時の嫌な臭いを抑え、透明感のある仕上がりになるABSフィラメント「ClearScent ABS」を発売した。

FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタでよく利用されているABSフィラメントだが、熱が加わるプリント時に強い臭いが発生するという欠点があったが、ClearScent ABSはこれを克服したという。可視光を90%透過するという透明度の高さもまたClearScent ABSの大きなセールスポイントだ。造形物の反りも通常のABSより少ないとしている。

その一方で、溶剤のアセトンに溶けやすいというABS樹脂本来の性質は失われていないため、アセトンの蒸気を利用して造形物の表面をなめらかな仕上がりにできる。プリント温度は220~260度、プリントベッドは90~100度に設定するよう推奨している。

ClearScent ABSシリーズには、レッド、ダークブルー、クリアの3色が用意されている。新しい色も随時リリース予定という。1.75mm径と2.85mm径があり、価格はそれぞれ750gで32.95ユーロ(約4450円)となっている。 

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