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Raspberry PiをノートPCに変える「Pi-Top」、新バージョンはより薄く

2014年10月にIndiegogoに登場し話題を呼んだRaspberry Piノートパソコンプロジェクト「Pi-Top」に、「Version 3」が発表された。前バージョンでは射出成形していたボディパーツを3Dプリンタで製作するように変更し、30%薄くなったという。

Pi-TopはRaspberry Piに筐体や液晶ディスプレイパネル、キーボード、バッテリなどを組み合わせて、自分で組み立てるノートパソコンのキットだ。ハードウェアに関する初心者でも簡単にPCを作り、その仕組みを学べるようになっている。組立てにかかる時間はほんの半日ほどで、はんだ付けの必要もない。約3万円(Raspberry Piは別途必要)という手頃な価格でノートパソコンが自作できるとIndiegogoで人気を呼び、最終的に17万ドル(約2000万円)以上を集めた。資金調達時に、5月の送付までに3Dプリンタで作る薄型ボディバーツを完成させるとしていたが、それがVersion 3ということのようだ。

ボディパーツのSTLファイルなども含め、オープンソースへと変更されたので、単にPCを組み立てるだけでなく、すみずみまで理解したり、自由にカスタマイズすることもできるようになった。なお、Indiegogoでの資金募集時には「Raspberry Pi Model B+」を利用していたが、「Raspberry Pi2 ModelB」発表に伴い、Pi2もサポートされた。現在、Webサイトで事前予約可能になっており、Raspberry Piを含まないキットで264.99ドル(約3万1000円)、Raspberry Pi2 Model Bとセットで299.99ドル(約3万5000円)となっている。

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