2014年の世界3Dプリント関連市場規模は3940億円超
2015/04/07 17:00
米調査会社Canalysが発表した調査結果によると、2014年に全世界で出荷された3Dプリンタは13万3000台となり、2013年比で68%増加した。3Dプリンタやプリント素材、関連サービスを合わせた市場規模は33億ドル(3940億円)を越えたとしている。
特に2014年の第4四半期の3Dプリント関連市場規模は単独の四半期としては初めて10億ドル(1190億円)を超え、3Dプリンタ出荷台数は4万100台に達した。地域別の割合は、北米が41%、欧州/中東/アフリカが32%、アジア太平洋地域が27%となっている。3Dプリンタは低価格化が進んでおり、同四半期に出荷された3Dプリンタの4分の3は価格1万ドル(119万円)以下の製品が占めている。
Cnalysのアナリストによると低価格のコンシューマー/プロシューマー向け3Dプリンタは、クラウドファンディングなどを通じて提供されるものも含め技術レベルが非常に向上し、MakerBotやUltimakerなどこれまでそうした市場を支配してきたメーカーだけでなく、XYZ Printingなどの中国系ベンダーの出荷量が大きく伸びているという。