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オープンソースベースのCNCミル「Routakit SD」

3DプリンタとCNCミルが一体化したマルチ工作機が次々登場しているが、専用機も負けてはいない。米フロリダ州サウスフロリダのLouis Vissepo氏が立ち上げたCNCミル「Routakit SD」プロジェクトは、マルチ工作機では追いつけない加工可能エリアの大きさ(760×760×140mm)が魅力だ。木材やプラスチック、アルミの加工に適しているという。プロフェッショナル向けには、さらに広い加工エリア(1260×760×140mm)を持つ「Routakit HD」も用意している。

Routakit SD/Routakit HDは共にオープンソースベースで、自由にカスタマイズできるようにシンプルに設計されている。例えば、Routakit SDは加工エリアを1500×1500mmまで簡単に拡大することができるという(Routakit HDは1500×2000mmへ拡大可能)。また、Kickstarterで資金調達に成功した暁には、ユーザー間の交流や情報交換のためのユーザーフォーラムを開設する予定という。

Routakit SDとRoutakit HDは共に5月8日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の2万ドル(約241万円)に対し、1万1000ドル(約132万円)以上を集めている。記事執筆時点では、1749ドル(約21万円)でRoutakit SDのフルキット1組(メカニカルキット、エレクトロニクスキット、ソフトウェア、ステッカーなどを含む)を入手できる。Routakit SDは日本への発送も可能(Routakit HDは残念ながら出荷先は米国およびカナダに限定)で、納期は2015年の8月の予定だ。

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