ミニサイズのArduino Zero互換ハードウェア「Neutrino」
2015/05/07 17:00
米国マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くRabid Prototypesは、Arduino Zero完全互換ハードウェアモジュール「Neutrino」のプロジェクトをKickstarterで開始した。従来の8bit版Arduino(Uno/Leonardo)の性能を飛躍的に高めた32 bit版Arduino「Arduino Zero」を小型化した製品だ。
基板全体のサイズは38×18mmと小型ながらも(Arduino Zeroは53.5×67mm)、Arduino Zeroと同じ、32bit ARMコアを持つ「ATSAMD21G18」を搭載。フラッシュメモリ(256Kバイト)、SRAM(32Kバイト)、ピン配置もArduino Zeroと同じ。Arduino Zero用に作成されたライブラリは変更なしで使用可能だ。オープンソースなので、自由にカスタマイズして好みの基板にすることもできる。プログラミングは通常のArduinoと同様にPCとMicroUSBケーブルでつなぎ、Arduino IDEを利用できる。
Neutrinoは5月16日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の5000ドル(約60万円)に対して、4000ドル(約48万円)以上を集めている。記事執筆時点では、18ドルの早期割引分は売り切れており、20ドル(約2400円)でNeutrinoが1個購入できる。日本への発送も可能で、出荷は2015年6月の予定だ。