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IoTに使える、オープンソースの携帯電話自作キット「RePhone Kit」

オープンソースで、好きな機能モジュールを組み合わせられる携帯電話キット「RePhone Kit」プロジェクトがKickstarterで人気を集めている。開発したのは米サンフランシスコに拠点を置くSeeed。組み立て方はとても簡単で、ワイヤレス通信用のコアモジュールに、オーディオインタフェース、タッチスクリーン、バッテリなどの拡張モジュールを接続し、これらをクラフト紙のケースに収めるだけで完成するという。

RePhone Kitはモジュラー構造なので、機能の追加/変更が容易にできる。拡張モジュールは、1.54型タッチスクリーン、NFC、GPSなどの8種類を用意している。一方、RePhone Kitはハードウェアもソフトウェアもオープンソースだ。ケースを3Dプリンタで自作したり、プログラムを追加したり書きかえたりして自由にカスタマイズできるため、IoTやウェアラブル機器への応用も提案されている。非常に魅力的な製品だが、残念ながら日本では使用できない(電波を出すだけでも違法になる)ので注意が必要だ。

RePhone Kitは10月29日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、目標額の5万ドル(約600万円)の3倍を超える、16万ドル(約1900万円)以上を集めている。記事執筆時点では、39ドル(約4700円)でコアモジュールと拡張モジュール2点(GPSとGSMブレイクアウトまたはフルカラーLED)のセットを入手できる。日本までの送料は要問い合わせ。発送予定は2015年の12月だ。 

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