富士通、米TechShopと“テックショップジャパン株式会社”を設立——赤坂に1号店を来春オープン
2015/10/02 15:30
富士通は、米TechShopとの戦略的パートナーシップに基づいて、日本でファブ施設を展開する“テックショップジャパン株式会社”を10月1日に設立した。第1号店舗として、アジア初のTechShop店舗でもある「TechShop Tokyo」をアーク森ビル(東京都港区)に2016年第1四半期にオープンする。
米TechShopは、米国内の8カ所に各種の工作機器を備えた会員制オープンアクセス型DIY工房を展開しており、会員数は6000人。富士通と米TechShopは2014年12月に、Makersムーブメントの推進に向けて戦略的パートナーシップを結んだ。
テックショップジャパン株式会社は、本社を東京都港区赤坂1-12-32アーク森ビルに置き、資本金は1億円で全額富士通が出資した。事業概要は、会員制DIY工房運営、商品の少量生産/販売、製造委託、事業化支援などとなっている。
テックショップジャパンの設立は、日本におけるオープンイノベーションによる新たな事業の創出やビジネスの支援/拡大を目指してのことだ。同社では、大規模なスペースに設置した工作機器やICTの活用、会員同士の共創によるアイデアの洗練やビジネス化、地域コミュニティを巻き込んだオープンなエコシステムの形成を目指すという。
1号店TechShop Tokyoでは、米国のTechShopと同等のトレーニングやサービスを提供するとともに、富士通の最新ICT活用による利用環境の提供や製造支援を行っていく予定という。