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競合企業も参加OK! 富士通「あしたのコミュニティーラボ」がハッカソンを続ける理由

富士通が運営する「あしたのコミュニティーラボ」は、社会に広がるイノベーションをさらに促進するプラットフォームをコンセプトに2012年4月にスタートしたWebメディアだ。

最も特徴的なのはアイデアソン/ハッカソンを積極的に開催していることだ。新事業創造を目的に全社を上げてハッカソンに取り組んでいるとあって、社内ハッカソンだけでなく、富士通の全社員と社外のさまざまな人達をつなぎ、「桜をきっかけに東北を訪れる人を増やすアイデアとサービス」を生み出すハッカソンや、大学と連携して「IoTによる新たなユーザー体験・サービス」アイデアソンを開くなど、ユニークな企画を次々と実施している。

競合他社からの参加も拒まず、自社サービスの売り込みはしない。世の中をよくするためにはどうするべきかを追及するあしたのコミュニティーラボが目指すものと運営ノウハウについて、代表の柴崎辰彦さんに話を伺った。(ポートレート撮影:加藤甫、1枚目の写真提供:あしたのコミュニティーラボ)

富士通のシステムインテグレーション部門で3万人のSEを束ねる戦略企画統括部長でありながら、あしたのコミュニティーラボ代表も務める柴崎辰彦さん。 富士通のシステムインテグレーション部門で3万人のSEを束ねる戦略企画統括部長でありながら、あしたのコミュニティーラボ代表も務める柴崎辰彦さん。

「話の展開上、我々の会社の製品やサービスを紹介することはあるんですけど、押し売りはしません。それよりも場を提供して皆さんと議論する場にしましょうというスタンスでやっています」

そう柴崎さんが言うように、あしたのコミュニティーラボには富士通の製品やサービスが表に出ることは少ない。立ち上げた当初は運営元としての富士通の社名を出さなかったのだが、ステルスマーケティングと誤解されないよう、後から追加したという。

「富士通の名刺には『shaping tomorrow with you』と書いてあります。つまり『shaping tomorrow for you』ではなく、一緒にやりませんかという問いかけを会社としてお客様に約束しているわけです。あしたのコミュニティーラボでも、一緒にさまざまな社会課題を議論する場にしたいという想いがあります」

扱うテーマも多岐にわたり、そこに参加する人もさまざま。

「世の中に役に立つためにはどうしたらいいかという発想なので、同業他社の人も断りませんし、実際に同業の方だけでなく、営業やデザイナー、研究者などエンジニア以外の職種の方も来てもらえるようにしています」

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