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センサ20種類以上を搭載、高精度造形でも高速造形が可能な3Dプリンタ「M3D Pro」

20種類以上のセンサを搭載したFFF方式3Dプリンタ「M3D Pro」がKickstarterに登場し、目標額である10万ドル(約1000万円)の3倍を越える資金を集めている。

M3D Proは、以前fabcrossで紹介したFFF方式超小型3Dプリンタ「The Micro」の上位モデルだ。M3D Proの外形は、The Microの185×185×185mmよりも一回り大きい267×267×267mm。最大造形サイズも、The Microでは109×113×116mmだったが、178×178×191mmに拡張された。

最小積層ピッチは0.025mmで、The Microの0.05mmよりも高精細だ。最大造形速度は1秒当たり120mm。フィラメントは1.75mmの標準サイズならどれでも使える。

M3D Pro最大の特徴は、新たに搭載された「Pro Sensor Network」だ。Pro Sensor Networkは、20種類以上のセンサを使ったフィードバック制御機能。M3D Proはこの機能により、各軸の移動量、温度、電圧/電流、速度、ベッドレベリングなどの測定が可能になった。

開発元によると、他の3Dプリンタは高価で強力なモータを使用しているにもかかわらず、高精度で造形するにはプリント速度を1秒当たり60mmまで減速する必要があるという。一方でM3D Proは、測定した各軸の移動データに基づいてクローズループ制御できるため、軽量のモータを使用しながら1秒当たり80mmで高精度の造形が可能だという。

M3D Proは2016年10月1日までクラウドファンディングを実施。8月22日時点では、35万ドル(約3500万円)以上を集めている。

早期割引適用価格は499ドル(約5万円)。出荷開始は2017年1月以降の予定で、日本への送料は75ドル(約7500円)だ。

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