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コルグ、蛍光表示管技術を応用した新真空管「Nutube」発売

コルグは、蛍光表示管技術を応用した新しいタイプの真空管「Nutube」の一般販売を9月23日から開始する。

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Nutubeは、一般的な真空管同様にアノード、グリッド、フィラメント(ヒーター)を備える直熱型双3極真空管として動作する。ノリタケ伊勢電子の持つ蛍光表示管技術を応用することで、従来の真空管より省電力化と小型化、そして品質向上を実現させたとしている。

コルグは2015年1月にNutubeを発表、その後オーディオ機器や楽器関連、ものづくり系などのイベントへの試作機出展を重ね、2016年3月から法人向けサンプル出荷を始めていた。今回量産体制も整ったことにより2016年9月23日より一般向け販売を開始する。

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主な仕様は、動作電圧は5~80V、ヒーターの電圧/電流は各CHごとに電圧が0.7V、電流が17mAで、電池でも作動する低消費電力設計となっている。連続期待寿命も3万時間と長寿命だ。

Nutube音質は、従来の真空管のように、2次歪みによる倍音成分を含んだものとしており、自作アンプや楽器用エフェクタ、オーディオクラフトなどでの活用が期待されるとしている。

ギタリスト引田寿徳氏によるデモ

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