トランスフォーマー公認——乗車可能な人型変形ロボット「J-deite RIDE」
2016/11/15 08:00
ソフトバンクグループのアスラテックは、三精テクノロジーズ、BRAVE ROBOTICSと共同で有限責任事業組合(LLP)を設立し、乗用人型変形ロボット「J-deite RIDE(ジェイダイト・ライド)」を開発すると発表した。
J-deite RIDEは、人型(ロボットモード)と車型(ビークルモード)の2種類の形態に変形する機構をもつ完全変形ロボットだ。ロボットモードでは二足歩行が可能で、ビークルモードでは人が乗って運転することを想定している。乗車定員は2名、コクピットから直接有人操縦または無人遠隔操作で動作する。ロボットモード時の全高は約3.9m、時速5kmほどで歩行するという。
BRAVE ROBOTICSとアスラテックは、変形ロボット製造プロジェクト「Project J-deite」の一環として、J-deite RIDE の開発を続けており、BRAVE ROBOTICSがハードウェアの設計/製作を担当、アスラテックがロボット制御システム「V-Sido(ブシドー)」の開発を担当している。
なお、J-deite RIDEのメカデザイン協力として、機動戦士ガンダムに登場するモビルスーツのデザインで知られるメカニックデザイナーの大河原邦男氏を迎えている。
今回LLPを設立することで開発を促進し、2017年中の完成を目指す。また、三精テクノロジーズを中心に、J-deite RIDEをベースとしたアミューズメントパーク向け乗用人型変形ロボットの開発を進めるとしている。