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音声入力で自動車運転に集中——音楽再生やナビを音声指示で扱える「Dashbot」

音声入力で音楽再生や目的地までのナビゲーションといった機能を扱える自動車向けのガジェット「Dashbot」がKickstarterに登場した。

Dashbotは自動車のダッシュボードに設置するガジェット。Bluetoothでスマートフォンと接続することで、音楽、地図、メッセージングといった機能を音声入力で利用できるようになる。

音楽機能については、MP3ファイルの他、Spotify、Podcasts、Google Play Music、Apple Musicなどにも対応。「Dashbot、ジェームス・ブラウンを流して」といった指示で、該当する音楽を再生してくれる。

Google マップと連動して音声で道案内することも可能だ。テキストメッセージを送る場合も、Dashbotは認識したメッセージを復唱するので、画面を確認する必要はなく運転に集中できる。

Dashbotは、利用者の「Dashbot」という呼び掛けに反応して起動する。遠方場ビーム形成マイクロフォンアレイと最先端の信号処理技術を使用しているので、道路がどんなにデコボコで車が揺れても、大きな音で音楽が鳴っていても利用者の声を認識できるという。

Dashbotの専用アプリはAndroid 5.0以降またはiOS 10以降のスマートフォンに対応し、DashbotとBluetoothで通信する。電源はシガーソケットかUSBから取り、カーステレオとの接続にはBluetoothかAUXジャックを使用。古い車のカーステレオとの接続用にFMトランスミッタとカセットアダプタをセットにした「Retro Pack」を用意している。

Dashbotにはさらに、エンジンの状況を確認できる「Expansion Pack」が用意されている。自動車のOBD2コネクタから得られるエンジンの回転数、O2センサの値、自動車の速度、エンジンの温度を音声で知らせてくれる。

Dashbotは2016年12月18日までクラウドファンディングを実施するが、11月21日時点ですでに目標の10万ドル(約1100万円)を達成している。

Dashbotの販売価格は49ドル(約5500円)。出荷は2017年7月の予定で、日本への送料は10ドル(約1100円)だ。Retro PackかExpansion Packをセットにしたものも用意されていて、価格は共に65ドル(約7150円)。日本への送料はRetro Pakが14ドル(約1540円)、Expansion Packが12ドル(約1320円)だ。

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