ケリダーは、各社のペダル式自転車のペダルを外してキックバイクにできるカスタムパーツだ。

取り付けは、左右のペダルをクランクから外し、クランクが取り付けられているフロントスプロケットの軸に継手ねじとなる「ネジダー」を取り付け、足を載せるステップになるケリダー本体をねじ込むだけとシンプルだ。ネジダーは、ISIS規格、オクタリンク規格（シマノ製）、スクエア規格BB(角型シャフト)に対応しているため、ほとんどの自転車に取り付けられるとしている。 

ネジダー部には切削性にすぐれたSUS303を採用し、外筒となるケリダーはアルミ棒から1点ずつ削り出しアルマイト仕上げで制作するなど、加工品質にもこだわっている。

開発元であるBoxは、自動車の開発や整備を主軸におく企業だ。地元静岡県が進める「中小企業の新たな事業活動の促進」のための経営革新計画として、「障がい者福祉施設と連携した中古原付バイクの整備・販売」をテーマとした通称「Re:Bike」プロジェクトに参加、ケリダーはこの取り組みの中から生まれたものだ。

Makuakeでは、ケリダー部の長さが50mmの「ケリダーエクストリーム」と70mmの「ケリダーエクストリームPro」、ラバースポンジ製でハサミで長さ調整できる「ケリダーソフト」の3種類を用意する。外径はいずれも40mmだ。

ケリダーは2月初旬までクラウドファンディングを実施。11月22日時点で、目標額60万円に対して7万円以上を集めている。価格はケリダーエクストリームが3980円、ケリダーエクストリームProが4980円、ケリダーソフトが2980円（価格はいずれもネジダー込、税送料は別）。単品あるいは組み合わせ、企業向けに販売権を提供するコースなどがある。出荷は2017年3月の予定だ。