高精細なSLA方式3Dプリンタ/レーザー刻印兼用機「SafFire」
2016/11/29 17:00
3Dプリンタ/レーザー刻印兼用機「SafFire」がKickstarterに登場した。メインユニットのみでレーザー刻印機に、2タイプのアクセサリを組み合わせて3Dプリント機として利用できる。
SafFireのレーザーユニットは、刻印機として使用できる高出力の405nm/750mWのものを使い、ペルチェ素子によって冷却する。レーザー出力は、PWM制御、さらにフィルタを追加することで、75mWまで落とすことができるとしている。
また、使用するレーザーのスポット径が75μmと同クラスのSLA方式3Dプリンタと比較して小さいため、微細なテキストやディテールをはっきりと再現でき、スムーズな表面仕上げを可能にするという。
単体で刻印機として使用できるメインユニットのサイズは155×155×225mm、加工エリアは127×127×76mmで、重さは5kgになる。PCとの接続は、USBをサポートする。
スモール3Dプリントアクセサリのサイズは155×155×170mm、造形サイズは120×80×80mm、重さは1kgだ。Z軸解像度は3.175μmで、25~150μmのボクセルの出力に対応する。レジンの容量は900mlだ。
ラージ3Dプリントアクセサリのサイズは155×155×225mm、造形サイズは110×110×125mm、重さは4kgとなる。Z軸解像度は同じく3.175μmで、50~150μmのボクセルの出力に対応する。レジン容量は最大で2250mlだ。どちらのユニットも、405nmで硬化する汎用レジンが使用できる。
SafFireは12月15日までクラウドファンディングを実施中。11月29日時点で、目標額4万ドル(約448万円)に対して1万1000ドル(約123万円)以上を集めている。
メインユニットの価格は1195ドル(約13万4000円)、メインユニット+スモールアクセサリーは1490ドル(約16万7000円)、メインユニット+ラージアクセサリーは3190ドル(約35万7000円)。今なら早期割引適用分がそれぞれ1095ドル(約12万3000円)、1390ドル(約15万6000円)、2990ドル(約33万5000円)で入手できる。出荷は2017年4月を予定しており、それぞれ送料90ドル(約1万円)、100ドル(約1万1200円)、120ドル(約1万3400円)で日本への出荷にも対応する。