“眼”の動きでデバイスを操作するAndroid向けアプリ「JINS MEME BRIDGE」公開へ
2016/12/16 15:30
眼鏡の企画から販売までを手掛けるジェイアイエヌは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)支援の取り組みとして、まばたきや視線移動で電子デバイスを操作できるAndroid向けアプリ「JINS MEME BRIDGE(ジンズ ミーム ブリッジ:仮称)」を発表した。2017年2月上旬に公開予定で、併せて開発プラットフォームの公開も目指す。
同社では、目の動きを検知するセンサーを搭載した眼鏡「JINS MEME」を2015年に発売。2016年6月からALS支援団体WITH ALSが主催するALS患者支援ソリューション開発プロジェクト「FOLLOW YOUR VISION」を技術的な側面からサポートしており、今回のアプリはその一環となるものだ。
同アプリは、JINS MEMEの眼電位技術で取得した、まばたきや視線移動の情報を入力コマンドに変換できる。APIでパソコンや照明などの電子デバイスと連動し、目の動きで操作できる。
また、同アプリはオープンイノベーション型の開発スキームを採用。アプリ開発プラットフォーム「JINS MEME BRIDGE Platform」として、GitHubでの公開を目指す。
FOLLOW YOUR VISIONプロジェクトでは、目の動きによるコントロール技術をALS患者だけでなく高齢者などにも広げていくため、2017年2月に東京・大阪・福岡でハッカソンを開催する。
JINS MEME BRIDGEの対応デバイスはJINS MEME ESで、通信方式はBluetooth Low Energyだ。Android 6.0以上のスマートフォンに対応。Google playにて無料でダウンロードできる。