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高精細のマルチカラープリントが可能なFFF方式3Dプリンタ「NIX...」

高精細のマルチカラープリントが可能なFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ「NIX...」がKickstarterに登場した。

NIX...は赤、青、黄色の3色のフィラメントを、ユーザが指定した比率で3つのBowdenエクストルーダから混合チャンバへ送る。これにより溶融混合することで、さまざまな色のプリントを可能にする仕組みだ。フィラメントは1.75mmの一般的なPLAが使える。

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ただし、赤、青、黄の3色の組み合わせで作れない色でプリントしたい場合は、フィラメントを取り換える必要がある。というのも、NIX...はいわば“多色刷りプリンタ”であって、全ての色を出せるわけではないからだ。

全ての色を出すには、以前fabcrossで紹介したフルカラー3Dプリンタ「RoVa4D」のように、CMYK(シアン、マゼンタ、黄、黒)に白を加えた5色、あるいは最低でもCMYと白の4色のフィラメントが必要となる。

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NIX...の筐体サイズは340×340×350mm、最大造形サイズは200×200×140mm、最小積層ピッチは0.005mm、造形速度は20~40mm/秒、ヘッドの移動速度は150~200mm/秒だ。ソフトウェアは、オープンソースの「Repetier」に特定のパラメータを適用して使用する。

NIX...は2017年2月14日までクラウドファンディングを実施。1月16日時点では、目標額の2万ポンド(約280万円)に対して、約1万ポンド(約140万円)を集めている。早期割引適用価格は、自分で組み立てるDIYキットが749ポンド(約10万円)、完成品が849ポンド(約12万円)。出荷は2017年6月の予定だ。

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