驚異的な舞台セットの裏側が分かる「全員集合」セットデザイン展
2017/02/21 17:30
1970年代から80年代にかけて人気を博した国民的バラエティ番組「8時だョ!全員集合」。毎週変わるステージのデザイン原画や当時の記録を一堂に集めた展示会が、2月24日まで東京・調布市文化会館たづくりホールで開かれている。
「8時だョ!全員集合」はザ・ドリフターズ主演によるバラエティ番組で、TBS系列で土曜日20時から放送されていた。毎週各地の劇場やホールでの公開生放送(または公開録画)で、大掛かりな舞台セットで視聴者を驚かせた。
初回から最終回まで舞台美術を手がけたのは当時TBSでセットデザイナーだった山田満郎さんで、舞台では家が崩れたり、本物の自動車を飛ばしたり、舞台が回転して裏側にあるバンドセットに転換するといった仕掛けで番組を支えた。
山田さんが2016年に73歳で逝去したことを受け、若者に当時のものづくりの過程を知ってほしいという遺志のもと、遺族や当時の番組関係者が中心となって展示会を企画した。
会場では手書きによる当時の図面や舞台写真、リハーサルや実験時の資料など90点以上の資料が展示されている。
なお、会場では山田さんがTBS退職後に教壇に立っていた東放学園専門学校テレビ美術科の卒業制作展が同時開催している。
覚えていますか? 8時だョ!全員集合 山田満郎セットデザイン展(同時開催:テレビ美術科卒業制作展)
会期:2017年2月21日から24日まで(22、23日は10:00~19:00、24日は10:00~15:00)
料金:無料
会場:調布市文化会館 たづくりホール2F 北ギャラリー(東京都調布市小島町2-33-1)
http://www.tohogakuen.ac.jp/opencampus/detail/event/tv_art2017