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3Dプリントでドローンを作る——オープンソースのドローン開発プロジェクト「Locus」

3Dプリンタでドローンを制作するプロジェクト「Locus」がKickstarterで支援を募っている。

Locusのプロジェクトオーナーは、オランダのハーグ応用大学(THUAS)の学生チームだ。何か人道的な目的のためにUAV(Unmanned Aerial Vehicle:ドローン)を作りたいと考え、ギニアやシエラレオネなど発展途上国の人たちや援助活動をする人たちのため、ボランティアで地図を作るプロジェクト「Missing Maps.org」で活用できるようなドローンの開発を目指している。

現在は3Dプリンタ(Ultimaker 2+ Extended)での機体パーツの造形の様子など、プロトタイプ開発の状況を公開中だ。

Locusのボディは3Dプリンタ製で、機体後部にプロペラをおく推進式。翼型をNACA0015/NACA6312とした全翼機タイプのデザインだ。最大航続時間1.5時間、本体重量1.2kg、地図作成のため8平方キロメートル程度の範囲をカバーすることを狙っている。3Dモデルなどは全てオープンソースで公開し、誰でも製作/カスタマイズできるようにするとのことだ。

Kickstarterでは、4月にオランダで開催されるTHUAS EXPOへの参加権(オランダ国内限定)に加え、Tシャツやキーホルダー、ミニチュア模型(1/32スケール)により資金を募る。価格はTシャツ、キーホルダーのセットで50ユーロ(約6080円)など。なお、Tシャツの支援プランのみ国外出荷に対応し、日本への出荷は25ユーロ(約3040円)が必要だ。

4月14日までKickstarterにてクラウドファンディングが行われ、目標額は1000ユーロ(約12万2000円)だ。得られた資金はプロトタイプ開発のために使用するとのこと。プロジェクトが順調に消化された場合、グッズの出荷は2017年4月を予定している。

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