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テックショップジャパン、QUANTUMと提携し「TechShop Tokyo」のプログラムを拡充

会員制DIY工房「TechShop Tokyo」を運営するテックショップジャパンは、同工房における新規事業創出や利用者層の裾野拡大、また教育分野におけるサービス強化を目的にQUANTUMと提携した。

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テックショップジャパンは、富士通が米TechShopとの戦略的パートナーシップに基づいて2015年10月に設立。2016年4月にアーク森ビル3Fにアジア初となるTechShop Tokyoをオープンした。TechShop Tokyoは床面積1200平方メートル、最大天井高は8メートルという大規模な施設に3Dプリンター、レーザーカッターを始めとする50種類の工作機器を設置している。

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オープンから1年を経過し、クリエイターや学生からベンチャー、大企業までさまざまな会員間で連携プロジェクトや新規事業の立ち上げ、共創が行われてきた。現在会員数は700名を超え、イベントやワークショップも合わせると合計3000名以上が来場しているという。

一方のQUANTUMは、TBWA\HAKUHODOの子会社で、さまざまな領域の専門性や国内外のネットワーク、新規事業開発のノウハウを駆使して事業のスタートアップを支援している。

今回の両者の提携により、企業/ビジネス向けプログラムとして、大企業/ベンチャー企業向けの新規事業開発やプロダクトサービス開発に関するコンサルティング/プロジェクトデザイン/開発支援/インキュベーションや、広告/Web制作などクリエイティブなスキルを有したプロフェッショナルクリエイター向けのものづくり実践ワークショッププログラム、ものづくりを通じたチームビルディング研修/プロトタイピング研修などのプログラムを開発し、2017年度上期に順次開講していく。

さらに、個人向けプログラムとして、ものづくりに必要な材料/プロセス/アイデアなどをユーザ間で投稿/共有ができる、アメリカ発のコミュニティサイト「Instructables」と連携した個人のMakers向けワークショッププログラムや、プログラミングやものづくり体験を通じた中高生向けのSTEAM教育プログラムなどの開発も行っていく予定だ。

なお、今回提携に向け、テックショップジャパンの全株を保有する富士通は、株式の15%をTBWA\HAKUHODOに譲渡したことを発表した。

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