BlueMod+S42Mは、外付けのサポート部品を追加せずとも動作するシステムオンチップ（SoC）だ。MEMSセンサー類もアンテナもすべて実装されているため、チップ内にアプリケーションを組み込めばスタンドアロン動作させることができる。

同モジュールはBluetooth Low Energyをサポートしており、GATTプロファイル／ターミナルI／Oプロファイルを含む同社の「BlueMod+Sx」モジュールファミリーの開発資産を活用することで、効率的なアプリケーション開発が可能だ。iOSおよびAndroid用のサンプルコードも付属しており、評価キットや開発キットなどのツールの利用もできる。

汎用GATTクライアント／サーバー、LEセキュア接続、LEデータ長の拡張、BLE－SPP様式でのターミナルI／Oによる容易で透過的なデータ転送などのBLE機能に加え、OTA（Over The Air）によるソフトウェアアップデートに対応し、WeChat Air Syncプロトコルもサポートする。

同社は、BlueMod+S42Mを利用することで、さまざまな産業用や民生用のアプリケーションでの機器設計に要する時間が短縮できるとし、搭載センサーによる製薬会社や農業分野でのコールドチェーン管理など、時間と温度が重要な要素となるアプリケーションなどでの用途を見込んでいる。