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Simplify3Dがバージョン4.0にメジャーアップデート——部位ごとに可変プリント設定が可能に

FFF方式3Dプリンター用ソフトウェア「Simplify3D」の最新バージョン4.0がリリースされた。

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Simplify3D 4.0は、Genkeiが翻訳と監修を担当して日本語化されたバージョン3.1以来のメジャーアップデートとなる。

新バージョンではFFF方式3Dプリンターの造形クォリティを大幅に改善する機能を搭載しており、そのひとつが造形物の部分ごとに造形設定を変えることができる「可変プリント設定ウイザード」だ。

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ウイザードによる簡単設定を利用して、造形物の形状により最適な設定を、それぞれの部位に対して割り当てることができる。
微細な造形が必要な部分では、最適な温度や冷却設定で造形品質を上げたり、台座部分などには充填率を高めて底部に重心が来るようにして安定性を高めたりすることができるという。

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次に、「ダイナミックフィーチャーサイジング」を搭載し、射出ノズル径より薄い部分があってもダイナミックに射出を絞ったり、連続的に開放して滑らかに造形するというように、造形物の形状に適した自動射出コントロールを可能にする。
FFF方式プリンターには、ノズル径より薄い部分の造形がうまくできないという課題があるが、これにより小さな物でも正確に造形できるようになるという。

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さらに、複雑な構造の造形を成功させる鍵となる、モデル基盤の強化も可能となった。バージョン4.0ではすべての構造体にブリムやラフトなどの補強構造が追加できる。
また、サポートを安定させるため、サポート材の根本に基礎構造を追加して背の高い造形物でも安定した構造を保つことができるようになる。また、サポート材上部の高密度な部位での射出ヘッドの変更を可能とし、造形物周辺部のみ可溶性サポート素材を使い、使用量の削減と、仕上げの美しさの両立が実現できる。

その他にも、コミュニティからリクエストがあった機能を多数追加実装しているという。Simplify3Dユーザーには無料アップグレードで提供され、アップデート内容の詳細はSimplify3Dのウェブサイト(英語)から確認できる。

なお、バージョン4.0においてもGenkeiが日本語版の監修を行い、Simplify3Dの日本コミュニティを提供するとのことだ。

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