実験的音楽制作を可能にするマルチエフェクトプロセッサー「Field Kit FX」
2017/10/16 12:10
実験的音楽制作を可能にするマルチエフェクトプロセッサー「Field Kit FX」がKickstarterに登場し、人気を博している。
Field Kit FXは、以前fabcrossで紹介したエレクトロアコースティックワークステーション「Field Kit」の拡張版エフェクターユニット。Field Kitは2016年12月から2017年1月にかけてクラウドファンディングを実施し、目標額の15倍もの資金を集める大成功を納めた。
Field Kit FXは、4チャンネルVCAミキサーを搭載し全てのエフェクターをCV制御できる。さらに、ルーパー、周波数シフター、ビットクラッシャー、スプリングリバーブなどのエフェクターが追加され、さまざまなサウンドエフェクトの使用が可能になった。「Field Kit」だけでなく、モジュラーシンセサイザーと接続して使用することも可能だ。
また、Field Kit FXは、「Roll-O-Decks」と名付けられた多目的CVジェネレーターを搭載している。Roll-O-Decksは、4ステップシーケンサーとエンベロープジェネレーターの二つの機能を持ち、より柔軟で実験的なサウンド作りができる。
Field Kit FXは、2万ユーロ(約260万円)を目標に2017年11月12日までクラウドファンディングを実施するが、10月16日時点で目標額を大きく上回る約12万ユーロ(約1600万円)を既に集めている。
Field Kit FXの早期割引価格は、219ユーロ(約2万9000円)。出荷は2018年3月の予定で、日本への送料は22ユーロ(約2900円)だ。