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体幹装具用の腰モールドが作成できる——ロータリー3Dプリンター「NJB-600R」

3Dプリンター製造のニンジャボットと義肢装具製造のピーオーエムは、腰痛患者用体幹装具(コルセット)製造のための腰モールド作成用にロータリー3Dプリンター「NJB-600R」を開発した。

NJB-600Rは、プリントテーブルとプリントヘッドが同時に動くレコードプレイヤーのような動作で造形するロータリー方式を採用。特に円柱状のものをプリントする用途では動きに無駄がなく、従来の方法と比べてプリントスピードも向上できる。

これまで腰痛患者のコルセット用の腰モールド作成には、石膏型を採取するためだけに患者を約20~30分立たせる必要があるなど、患者の負担が大きかった。そのためピーオーエムでは、3Dスキャナーで患者の腰周りをスキャンし、そのデータをもとに3Dプリンターでコルセット製造用の腰モールドを作ることを発案。今回の開発に至ったという。

同製品を使用すると、一般的な大人の腰回りの高さ350〜450mm程度の腰型を、4〜5時間で1体出力できるという。モデルの厚みもプリントヘッドが1周回ると2mmほどの厚さに造形でき、コルセット用の腰型として十分な強度が確保できる。

また、ロータリー方式はプリントヘッドの移動が少なく、ヘッドを比較的頑強に重く設計できる。このため将来的には粘土(クレイ)などを射出する機構などを組み込むことも可能だという。

なお、このロータリー方式では通常のスライサーで生成されたG-codeはそのままでは使用できないため、ロータリープリンターで使えるように変換するソフトも同時開発している。

造形方式は熱溶融積層(FFF)方式、最大造形サイズは600×600mm(ただし中心点はプリントできない)、積層ピッチは100〜1000μm。対応フィラメントは、径1.75mmのPLA/ABSなどだが、柔軟性のあるフィラメントには対応していない。

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