Smart Club Mini-armは、プラモデル感覚で組み立てられるロボットアームのキット。6つのモーターとBluetooth通信機能を搭載し、単3形乾電池4本で動く。全年齢対象のキットだが、全く知識がない初心者でも組み立てられるよう、組立説明書にはワイヤーの被覆のむき方から解説しているという。

完成したSmart Club Mini-armは、スマートフォンやタブレットPCなどのAndroid端末を使ってモーターを制御し、ツメの開閉、手首の回転、前腕や上腕の上下動作をコントロールできる。また、ベースに取り付けられた2つのホイールを回転させて前後左右に動き回ることができる。右に左にとその場で旋回することも可能だ。

Smart Club Mini-armは、「MIT App Inventor」によるプログラミングも可能だ。また、製造元のRoboInsideが用意するソフトウェアを使って、動作時間を設定した複数の動作を指定するスクリプトを作り、さまざまな動作をさせることもできる。

Smart Club Mini-armの早期割引価格は、40ドル（約4500円）。出荷は2017年11月の予定だが、出荷先は米国内に限られている。

Smart Club Mini-armは1万ドル（約110万円）を目標に、2017年11月19日までクラウドファンディングを実施する。クラウドファンディング成功の暁には、米国内の中学校や高校に合計15セットのSmart Club Mini-armを寄付するとのことだ。