Makers Boot Camp、スマートフットウェア「Orphe」のno new folk studioへ出資
2017/10/24 12:00
Darma Tech Labsが運営するMakers Boot Camp(MBC)は、スマートフットウェア「Orphe(オルフェ)」を製作する開発ベンチャーno new folk studio(nnf)へ、MBC Shisaku 1号投資事業有限責任組合から出資が行われたことを発表した。
Orpheは、「日常を表現にする」をコンセプトにしたスマートフットウェア。約100個のフルカラーLED、3軸の加速度、角速度、地磁気からなるリアルタイム9軸センサー、Bluetooth LEによる無線通信機能を備え、リアルタイムに足の動きを解析して光や音に変換する。スマホアプリと接続して、光や音を編集してダンサーやパフォーマーの表現のツールとして使える他に、Macと接続すれば楽器やプロジェクター、AR、VRなどと連携できる。
これまではアート・エンターテイメント領域に特化したサービスや技術提供を行ってきたが、今後は運動解析とリアルタイムのフィードバックを軸に、ヘルスケアやスポーツなどの様々な技術応用を展開して行くという。靴+クラウド+アプリ開発ツールからなるスマートフットウェアのプラットフォームを通じて、国内外のシューズメーカーとの連携や情報産業への応用も行う予定だ。
nnfは、開発したスマートフットウェアとプラットフォームを国内外のシューズメーカーなどへ販売する予定で、MBCはハードウェア試作の面からサポートを行う。現行のOrpheの安全性や耐久性などの性能向上を目指して試作品をMBCと製作中だ。来年1月ラスベガスで開かれる家電見本市CES 2018に、Orphe及び開発中の新製品を出展するとしている。