VR用の360度パノラマ撮影ができる——Raspberry Pi用超広角カメラモジュール「VR220」発売
2018/02/23 11:15
アールエスコンポーネンツは、VR用の360度パノラマ撮影ができるRaspberry Pi用超広角カメラモジュール「VR220」の販売を開始した。
同製品は、ロボット開発を手掛けるレックデザインと、業務用カメラレンズメーカーのインタニヤによってRaspberry Pi向けに共同開発された、超広角レンズ搭載のカメラモジュールだ。
ソニーのIMX219PQイメージセンサーを内蔵した既存のカメラモジュールRaspberry Pi Camera V2に、視野角220度の超広角レンズを搭載したもので、360度半天球映像を動画や静止画として撮影できる。
撮影した画像は、インタニヤが無償提供するVR写真変換サイト「Entapano VR」でVR用の360度画像に変換でき、ヘッドマウントディスプレイ用のVRコンテンツとして楽しむことができる。VR用のほか、小型カメラモジュールとして、ドローン、監視カメラ、マシンビジョンなどの用途でも利用できる。
本体には、昼光用カメラで使用するための赤外線(IR)フィルタ付き(品番:167-5922)と、Pi NoIRカメラと組み合わせて使用するブルーライトフィルタ付き(品番:163-3895)がある。また220度から98度までの4種類の視野角がある交換レンズ全8種類と改造キットも用意した。
同社の通販サイト「RSオンライン」でのカメラモジュール単体の価格は8300円(税抜)となっている。