同製品は、従来の「u-blox NINA-B1 Bluetooth Low Energyモジュール」の小型化バージョンで、システムインパッケージ（SiP）として厚さ1.2mm、設置面積6.5×6.5mmの小サイズに収められている。

浮動小数点ユニット、フラッシュ、RAMを備えたArm Cortex-M4マイクロコントローラーユニットを搭載。Open CPUオプションにより、モジュールのマイクロコントローラーにアクセスしてカスタムアプリケーションを組み込むことができる。

あらかじめフラッシュに書き込まれたu-blox接続ソフトウェアを活用すれば、市場投入までの期間を短縮できる。u-blox接続ソフトウェアには、GATTクライアント／サーバー、シリアルポートサービスや、他のBluetooth Low Energyデバイスとのペアリングが容易なNFC技術を搭載している。アンテナは内蔵で、外部アンテナを使用する設計も可能だ。

同製品の主な用途は、電動工具、産業や医療用のセンサー製品、ウェアラブル、POS機器など、Bluetooth 5接続を必要とする小型デバイス。医療用およびスポーツ用のウェアラブルデバイスや、自動車保険のための運転記録装置など自動車業界でのテレマティクス製品が考えられる。

同製品のエンジニアリングサンプルの提供開始は、2018年第2四半期となる予定だ。