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最大造形サイズ490×500×670mm——FFF方式3Dプリンター「The Beast V2」

大型FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「The Beast V2」がKickstarterに登場し、出資を募っている。

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The Beast V2は、約22万円からと比較的低価格ながらも最大490×500×670mmの造形サイズが可能な3Dプリンターだ。大型のプリントエリアはカバーされており、ヒーテッドベッドやオートレベリング機能など、前モデルの「The Beast」と比較し多くの改良点が見られる。

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ノズル周りはE3D製品を使っており、スタンダードはホットエンド「V6」+エクストルーダー「Titan」の組み合わせだが、「Titan Aero」を搭載した「Direct Drive」モデルもある。またデュアルマテリアルホットエンドを搭載するモデルや、V6+Titanを4組搭載してマルチマテリアルや複数同時造形が可能なモデルも用意する。

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プリントエリアは密閉式で、ホットエンド周りには冷却用ラジアルファンと排気ダクトを備えている。ABS、PLA、ナイロン、PET、PETG、カーボンファイバー配合など、市販のフィラメントのほぼすべてに対応可能としており、フィラメント切れセンサーを備える。

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積層ピッチは100~800μmとあるが、ソフトウェアは汎用の「Simplify3D」が使えるため、ノズルとエクストルーダーの組み合わせによってはより高精細な設定も可能だろう。データ転送はSDカードかPC接続で行う。

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The Beast V2は、E3D V6+Titanの標準モデルを数量限定の2699豪ドル(約22万円)で提供する。2018年8月の出荷を予定しており、日本への送料は250豪ドル(約2万500円)だ。また、キット構成であり、電源コードのほか、組み立て工具や水準器などが別途必要となる。

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The Beast V2はKickstarterにて、2018年4月26日までクラウドファンディングを実施中。3月29日時点で、既に1万2000豪ドル(約98万2000円)の目標額を上回る約2万8000豪ドル(約229万円)を集めている。

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