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Arduino Zero互換でクロック120MHz——32-bit ARM M4Fマイコンモジュール「Tachyon」

オープンソースのArduino Zero互換マイコンモジュール「Tachyon(タキオン)」がKickstarterでクラウドファンディング中だ。

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Tachyonは、以前fabcrossで紹介した「Neutrino 3.0」の後継機といえる製品だ。Neutrino 3.0は、Arduino互換ボードでよく使われるCortex-M10+コアの「ATSAMD21」を搭載しているが、Tachyonでは単精度のFPU(浮動小数点ユニット)を備えるCortex-M4Fコアの「ATSAMD51」を採用している。クロック周波数が48MHzから120MHzへ、SRAM容量が32KBから128KBへと強化されているので、高い計算能力が求められるアプリケーション用途に適している。

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基板サイズはNeutrino 3.0と同じ36×18mm。Tachyonはオープンソースハードウェアで、CADファイルと回路図が公開される。また、プログラムの書き込みはUSB経由で可能だが、ブートローダーなどファームの書き換えにはAtmel ICEが利用できる。

photo ブートローダーなどの書き換えにはAtmel ICEが利用できる。

Tachyonの価格は、20ドル(約2200円) 。出荷は2018年10月の予定で、日本への送料は5ドル(約550円)だ。

Tachyonは2018年8月30日までクラウドファンディングを実施。2018年8月10日時点で目標の5000ドル(約55万円)に対して、約3300ドル(約36万3000円)を集めている。

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