同RAMは、休止モード時100nA、スタンバイモードで1μAまで消費電力を低減し、一般的なEEPROMの200分の1、NORフラッシュの3000分の1の超低消費電力での動作が可能になった。

また、Excelonファミリー独自の即時書き込み機能によって、従来のメモリーのような、揮発性データバッファに起因する電源障害時のデータ喪失リスクも解消した。また、ほぼ無限ともいえる読み書き耐久性も備えている。このため、ポータブル医療機器やウェアラブルデバイス、またその他のIoTデバイスなど、特に長時間稼働が必要で、かつミッションクリティカルなデータロギング要件を必要とする機器に最適だという。

また、ピン数が少ない小型パッケージで提供されるためにポータブルデバイスにも適している。

現在サンプル出荷を開始しており、量産品は2019年第2四半期に出荷開始する予定だ。

2018年11月14日から16日まで、パシフィコ横浜で開催されている「ET ＆ IoT Technology 2018」に出展し、同RAMのデモを実施している。