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オン・セミコンダクター、環境発電のみで動作するBLEスイッチを発表

オン・セミコンダクターは、環境発電(エナジーハーベスティング)のみで動作するBluetooth Low Energy(BLE)スイッチのリファレンスデザインを発表した。

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同スイッチは、超低電力のRSL10 SIPと、ZF Friedrichshafen AG(ZF)が開発した新しい環境発電技術を組み合わせることで実現した。

ZFが開発した環境発電技術によって、スイッチを押した際に加えられる運動エネルギーを捕捉して電磁エネルギーに変換。RSL10 SIPで使用するために貯蔵する。この方法でスイッチが押される度に300μJの発電ができ、ディープスリープモードで62.5nW、送受信時で10 mWの超低電力消費のRSL10 SIPを動作させるためには十分な電力が得られるという。

RSL10 SIPは、アンテナや無線機能などの受動部品を完全に集積しているために、システム設計を簡素化し、部品表(BOM)も最小限に抑えることができる。また、同スイッチは昇降圧コンバーターが不要なために、デザイン・インが簡素化すると共に性能が向上するという。

同スイッチには、BOM、回路図、PCBレイアウト、ガーバーデータ、およびスイッチサイドのファームウェアが付属。アプリケーション開発のためのプラットフォームも提供される。

同スイッチを活用したアプリケーション例として、壁や照明の制御、ビルのオートメーションなどが想定されている。

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