竹の振動板を採用し、高品質な音を再現——木製スピーカー「Vuillaum hommage」
2018/11/30 14:00
竹製の流動成形振動板を搭載した木製スピーカー「Vuillaum hommage(ビヨームオマージュ)」が、Makuakeにて出資を募っている。
Vuillaum hommageは、産業技術総合研究所との共同研究で実用化に成功した竹製木質流動成形振動板を搭載している。
木質流動成形とは、木材や竹などの木質材そのものをプレス成形で任意形状に塑性加工する技術のこと。薄型形状による高い伝播速度と、素材に採用した竹による高い内部損失を実現し、紙製振動板以上の高音質に加えて、自然素材が持つ耳に心地良い音質を再現できるという。
スピーカーユニットの音を生かすべく、明るくクリアーな響きを持つフィンランドバーチ材を使用し、バイオリン同等のシュラックニス塗装を施している。
インシュレーターにも木質流動成形(ヒノキ素材)を採用しているほか、吸音材レスエンクロージャーは複雑六角形状にて定在波を極小化し、吸音材レス構造を実現している。
Makuakeでは、オーディオシステムのフルセット(スピーカー/CDレシーバー/セレクトケーブル/インシュレーター)を、15%オフとなる29万3760円(税込)で購入できるプランなどを用意している。このほか、1カ月のレンタルプランや、オーディオシステムにセレクトCDが付属するプランなども用意する。
Vuillaum hommageは、2019年1月30日までクラウドファンディング中だ。目標金額60万円に対し、2018年11月30日の時点で目標金額を達成している。リターンは、2019年3月末までに発送する予定だ。