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ウミトロン、JAXAと共同で気候変動観測衛星「しきさい」データの水産養殖向けPoCを実施

ウミトロンは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)のデータ校正/検証作業が完了し、水産養殖向けのPoCを実施すると発表した。

同内容は、GCOM-Cの一般向けプロダクト提供に先駆け、ウミトロンがJAXAからGCOM-Cの校正検証前サンプルデータの提供を受けることで、一次産業(水産養殖)における衛星データの有効な活用方法について検証を進めてきたものだ。

ウミトロンと大分県で進める「平成30年度おおいたIoTプロジェクト推進事業」の枠組みも一部活用する。PoCには県の農林水産研究指導センターや県内の養殖生産者が検証評価に協力し、協議を重ねてきた。

今回の取り組みでは、JAXAから提供されたGCOM-Cの校正検証前サンプルデータなどをもとに、ウミトロンが分析した海洋環境データを用いて、水産養殖における活用方法について検証がなされた。

人工衛星などから取得される海洋環境データは、水産養殖現場での利用ニーズも高く、将来的には精緻な海洋観測や養殖魚の生育管理への活用展開が期待されていることが確認できたという。

GCOM-C 校正検証前サンプルデータ 分析例

全地球における沿岸域のデータ入手性の向上は、魚の生産効率の向上や、赤潮に対して有効な対策手段となる可能性がある。

現状、赤潮の調査では、発生が頻繁に確認される箇所の特定や、定期的な採水/分析といった知見の蓄積や専門技能が必要だ。GCOM-Cのような客観性の高い定点での広域データが全地球的に活用できれば、赤潮対策のための体制構築が進んでいない地域でも、調査方法の補完として衛星データを活用できるメリットがある。

ウミトロンは、今回の取り組みで得た知見をもとに、衛星データのさらなる利活用に向けて体制の整備を進めていくとしている。

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