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sakura.ioを利用した通信用コマンドを搭載——プログラミング学習向けOS「IchigoJam BASIC」Ver1.3リリース

B Inc.は、プログラミング教育用の子供パソコン「Ichigo Jam」に搭載されるBASICベースのOS「IchigoJam BASIC」ver1.3をリリースした。

「IchigoJam」はプログラミング入門用ワンボードマイコン。ビデオケーブルでテレビに接続し、PS/2キーボードを差し込み、microUSBを電源として繋ぐだけで、プログラミングの学習を始められる。

IchigoJamが生まれた福井県鯖江市では、全12校の小学校のクラブ活動と、全3校の中学校の部活動として既にIchigoJamを導入済みだ。同社は、2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されることを受け、教師向けの支援や、各地のワークショップに向けた学習教材、応用事例の紹介をより充実させることを目指している。

今回発表されたver1.3では、さくらインターネットのIoTプラットフォーム「sakura.io」を用いたデータのやり取りが、より簡単になる予定だ。従来のIchigoJamでは、sakura.ioモジュールの仕様を把握してプログラミングする必要があった通信処理を、Ver1.3ではコマンド一つで実行できる。

IchigoSoda

また、sakura.ioモジュールとIchigoJam BASICを接続しやすくするためのIchigoJam互換機「IchigoSoda」を使用することで、さらに簡単にIoTプログラミングを体験/利用できる。

B Inc.とさくらインターネットは、IoTやAI、ビッグデータを活用したデータ事業での業務提携を2018年6月に発表しており、IchigoJam BASIC ver1.3発売はその一環となる。

IchigoJam BASICの最新版へのバージョンアップは公式サイトからファームウェアをダウンロードするか、PCNの有償バージョンアップサービスで実行可能だ。

なお、Ichigo Jam本体は1500円(税抜)で購入できる。

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