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鯉の養殖事業における課題を解決へ——NTT東日本、郡山市での実証実験を開始

NTT東日本福島支店は、鯉の養殖事業における課題解決を推進するため、福島県内水面水産試験場、福島大学、ビーマップと連携し、IoTを活用した養殖漁場の環境データを可視化する実証実験を開始した。

NTT東日本が漁業分野において、IoTを活用した取り組みを実施するのは初めてとなる。

鯉の養殖事業に関しては、生産者6名の高齢化に伴う養殖場事業の生産性向上/稼働軽減や、後継者の育成/伝統技能の継承、適切な環境管理による鯉のへい死抑制/経済的損失防止が大きな課題となっていた。

今回の実証実験ではIoTセンサー装置やネットワークカメラを活用し、養殖場の環境把握や遠隔監視による生産性向上/巡回業務のサポート、養殖管理基礎データの蓄積、異常検知時のアラート通知による鯉へい死/経済損失の防止などに関する効果検証を実施する。

実証実験にあたり、NTT東日本は携帯の電波が届かない農村エリアなどでも長距離かつ1Gbps以上の高速無線通信を可能にするため、ミリ波を利用した通信環境を構築した。

IoTセンサー装置を養殖場に設置し、養殖環境データ(水温、溶存酸素、PH、酸化還元など)を取得し、データをクラウド上に蓄積。データの推移を観察して養殖方法の見直し検討や、養殖環境データと作業の実施状況(相関関係)を養殖漁業従事者と情報共有するなど、養殖ノウハウの共有の効果を確認する。

養殖環境データはリアルタイムで把握し、酸素濃度や水温の異常を検知した際はアラートで通知、養殖場の経済的損失にもつながる鯉のへい死や鯉ヘルペスの発生を防止する。

また、遠隔操作で撮影画角の調整が可能なネットワークカメラを養殖場に設置して、離れた場所から鯉の状態を確認し巡回稼働の削減を図るとともに、へい死防止の効果を検証する。

実験期間は2019年6月26日から2022年3月31日までを予定している。

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