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柔軟性と精度の高い造形が可能に——3Dプリンター「Raise3D」に軟質フィラメントが追加

日本3Dプリンターは2019年8月1日、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「Raise3D」シリーズに、軟質フィラメント「HPフィラメント(スーパーフレキシブルタイプ)」を純正材料として追加する。

Raise3Dは、最小積層ピッチ10μm、XY軸0.0125mm/Z軸0.00125mmの位置決め精度により、高精度の造形が可能な3Dプリンターだ。

T-PLAフィラメントのほか、T-ABS、PETG、PTG(高透明)、Polyflex(ゴム系)、Polyflex、カーボン、木質など合計7種類超のフィラメントが利用できる。付属する独自開発のソフトウェア「ideaMaker」により、サポート部分の自動生成やデータのスライスなどが可能だ。

2018年4月には可動式デュアルヘッドを搭載した「Raise3D Pro2」、「Raise3D N2S」の販売を開始している。

同社が実施する取り組みが「日本OFP(Open Filament Program)」プログラムだ。さまざまなフィラメントをRaise3Dにてテスト造形し、使用可能の判断が出たフィラメントを随時追加している。

今回、ホッティーポリマーと手を組み、柔らかい材質で安定的に造形できるHPフィラメント(スーパーフレキシブルタイプ)を追加。同フィラメントは軟質でありながら、フィラメント化の時点では硬質フィラメントに近い性質を有している。

剛性が高く芯があり、縦方向には伸びないため安定した造形が可能だ。これまで難しいとされてきた、柔軟性のある試作品を造形できる。

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